この記事によると、
「機械学習の無料オンライン課程を運営している小規模な組織であるファスト・ドット・エーアイ(Fast.ai)の学生が最近、グーグルの研究者が開発したコードを凌ぐ人工知能(AI)アルゴリズムを開発した。潤沢な経営資源を擁する企業しか高度なAI研究はできないかのように思われている中で、ファスト・ドット・エーアイの成功は重要だ。」
ということである。AI開発には資金がかかるため、日本企業のような小額投資では難しいと考えていたが、モチベーションがあればまだ勝てるチャンスはあるということだろうか。記事を読む限りでは、この学生達は特別新しいアルゴリズムを開発したわけではなく、通常の研究者がやってみようとは思わない”大量の単純作業”をこなすことで実現したらしい。例えば、”訓練用アルゴリズムに入力された画像が正しく切り取られたかどうかを確認するタスクなど”ということである。
学生達のモチベーションは、データサイエンティストになって起業する、または高額の報酬を得るということであろうから、この結果は大いに刺激になったであろうと考える。