日立製作所が約1兆の500乗通りの膨大なパターンから瞬時に実用に適した解を導く 室温動作可能な新型半導体コンピュータを試作

株式会社日立製作所(執行役社長兼COO : 東原 敏昭/以下、日立)は、このたび、約1兆の500乗通りの膨大なパターン(組み合わせ)から適した解を導く「組み合わせ最適化問題」を量子コンピュータに匹敵する性能で、瞬時に解く新型コンピュータを試作した。

このコンピュータは従来の半導体を用いて動作するため、量子力学を応用した計算手法(量子アニーリング)を用いた量子コンピュータで必要な冷却装置などは不要で、室温で動作する上、大規模化も容易に対応でき、また、従来のコンピュータと比べて、約1,800倍の電力効率を備えていることから、電力消費量の低減が図れます。新型コンピュータは、自然や生物に備わる創発現象を計算で利用するもので、社会問題の規模に応じて、容易に大規模化できる実用システムの提供を可能とするものとされている。

http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2015/02/0223b.html

技術詳細の解説は以下のサイトを参照ください。

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/semicon/20150227_690458.html