学生の進路にもデータサイエンスブーム

一足遅れというか、二足遅れというかかなり遅れて、大学選択にもデータサイエンスブームの影響がきたようである。昨年、’AIブーム’が終わったのではないかと記事の中で書いたが、これは決して悲観すべきことではなく、ブームはブームとして終わり、本格的に社会実装されて行くフェーズに入ったようである。

 今までは優秀な学生が目指す大学の進路としては、ひたすら偏差値が高い大学・学部であり、将来の職業とは密接ではないことが多かった。しかし、経済環境の変化により「就職先」ではなく「職業」の方が重要になってきている昨今、大学進学時点からそれらを強く意識する学生が増加しているということだろうと考える。
 
 とはいえ、データサイエンスを専門的に学べる大学・学部は少なく、知識・技術の基盤として多くの人が身につけるには困難な状況であることには変わりはない。したがって、弊社としても裾野を広げていく活動を重視していきたい。

東大生に「データサイエンティスト」が人気、なぜ?
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2001/10/news074.htmlh

大学選びに異変あり データサイエンス3大学「MUSYC」人気急騰!
https://dot.asahi.com/aera/2019050700061.html

難化による安全志向ではない 受験生が“東大早慶”を受けない理由https://friday.kodansha.co.jp/article/90496