CTOの土屋です。AIに関するネットの記事はひところに比べるとだいぶ少なくなり、私はそろそろ”ブーム”は終わり実用化向けたフェーズに入った見ています。
そんな中で気になるのが、ネットの記事でみられる”日本凋落論”や”日本終わった論”です。記事の内容は、非常に客観的に国内外の状況を分析されており、私もその主張については異論はありません。しかし、その記事やコメントを書かれているのがまだまだ、”現役”の方々がちらほら見えるのが気になります。しかも、結論は”日本終わった”とか”だから日本は駄目なんだ”的な結論が多く、提案型結論の記事はほとんどないというのが気になります。もう当事者ではない現役世代以外の方が応援や懸念の意味で、そういう結論を記述されるのは理解できますが、現役世代の方々が、そういう結論を書かれるのは、”諦め”や”他力本願”なのかなあと考えてしまいます。特に大企業の中堅クラス以上の方がそのような投稿をされているのを見るとそう思います。
同様のシーンは定期的に行われているAIセミナーの会場でも見られます、常連の方々が”面白いよね”とか”やってみたいよね”とか”使えそう”とかいつも言っていますが、実際にやったという話は聞きません。みなさん、情報を手に入れることで、「やった気」に、「いつでもできる気」に、なってしまうのだと思います。これでは,AIエンジニアの広がりは少なくいつまで立ってもイノベーションの素地はできないのだと思います。(弊社にとっては価値が毀損せず、その方が都合がいいのですが。。。。)
弊社は、わずかな影響しかないかもしれませんが、言葉よりも行動で日本経済の発展(実際は落ちる速度を遅くするだけかもしれませんが・・・・)に貢献していきたいと考えています。